【アンダーニンジャ】猿田の悲しき過去と狂気の刃:NINを裏切った抜け忍の真実

アンダーニンジャ「猿田」キャラクター紹介 アンダーニンジャ

アニメ「アンダーニンジャ」に登場する猿田。卑屈そうな顔をした彼は、NINから脱走し、敵対組織UNに寝返った抜け忍です。彼が行った狂気に満ちた講談高校襲撃は、多くの視聴者に衝撃を与えました。なぜ彼はNINを裏切り、無差別殺人を引き起こすに至ったのでしょうか?本記事では、そんな猿田の背景と、彼が物語に与えるインパクトについて語ります。

現代の日本に潜む忍者の裏社会を描いた「アンダーニンジャ」。その中で猿田は、NINとUNの組織間の対立、そして過去の因縁が複雑に絡み合う人間ドラマを象徴するキャラクターです。彼の悲しき願いと、それが引き起こす凶行が、物語の序盤に強烈な印象を残します。


猿田の基本情報:報われぬ思いを抱く抜け忍

猿田(さるた)は、かつてNINに所属していた下忍の一人。卑屈そうな表情をした男ですが、その胸には「忍としての力を出し切って死にたい」という激しい渇望を秘めています。
忍術学校時代は、鈴木や鬼首、猫平らと同期で、特に猫平とは親友。雲隠九郎の弟「十郎」も同期で、猿田と猫平は十郎にパシリとして使われていました。

卒業後の猿田はNINでは末端に甘んじ、力を発揮する機会も与えられませんでした。年老いてゆくだけの日々に絶望し、「戦場」を求めてNINを裏切り、敵対組織UNへと脱走します。
その身はすぐにUNに拘束されますが、猿田の強い願望に応じて、UNは“講談高校襲撃”という「散るにふさわしい戦場」を与えました。

己の全てをかけて戦い、散ることを望む――猿田は、その狂気と悲哀を併せ持ち、忍者の世界の光と闇を感じさせる存在です。

性格と魅力:狂気と残忍さ、そして垣間見える人間性

猿田の性格は、狂気に満ちた残忍さが見て取れますが、一方で人間的な感情をのぞかせる一面も持ち合わせています。

狂気に囚われた無差別殺人鬼

講談高校襲撃において、猿田はまるで狂気に取り憑かれたかのように刃を振り回し、血の雨を降らせる無差別殺戮を繰り広げました。彼は最新の装備で全身を完全に透明化し、教師や生徒を次々と襲い、斬ることを楽しんでいました。

しかし、猿田のこの残忍な行動は、単なる狂気の産物ではありません。その背後には、歪んだ承認欲求が潜んでいます。誰かに認められたい、自分の存在を刻みたいという強い願望が、彼を無差別な暴力へと駆り立てたのです。

講談高校を舞台に燃える因縁と復讐の炎

講談高校襲撃は、猿田の狂気が血の惨劇を巻き起こしましたが、その根底には忍術学校時代に芽生えた深い因縁も絡んでいます。猿田の恨みの矛先は、忍術学校時代に同期だった鈴木と鬼首にも向けられています。彼女たちは、訓練の一環として「房中術(色仕掛け)」を駆使し、猿田を含む男子生徒たちを翻弄。彼にとって深い屈辱となり、心に消えない傷を刻みました。以来、彼の心には、鈴木と鬼首への強い憎しみが根深く宿っていました。

講談高校襲撃の混乱の中、猿田は鈴木と鬼首との対決の機会を得ます。最新の装備で全身を透明化し、彼女たちに刃を向ける猿田は、過去の屈辱を晴らす喜びに満ちていました。猿田の復讐心は、講談高校を血で染める惨劇をさらに加速させたと言えるでしょう。

残忍さの中に見える人間的な一面

しかし、血の雨が降るような講談高校襲撃において、猿田の人間的な感情がほのかに垣間見える瞬間があります。襲撃の混乱の中、彼はパシリとして虐げられる生徒や、トイレで孤独に弁当を食べる生徒を見つけると、刃を止めて見逃すという行動を取ります。この選択は、猿田自身の過去――おそらく忍術学校時代に味わった屈辱やその後の孤独――と重なり、彼の心の奥底に眠る共感や哀れみが呼び起こされた結果だと言えるでしょう。血に染まった手でさえ、猿田は弱者を切り捨てることをためらう瞬間を見せるのです。

猿田の人間的な一面は、彼が完全には闇に堕ちていない証だと言えます。復讐心や歪んだ承認欲求に突き動かされた残忍な殺戮の裏側で、彼の心にはまだ人間としての感情が燻っています。講談高校襲撃で描かれるこの二面性が、猿田を単なる狂気の悪役ではなく、葛藤と闇を抱える複雑な奥行きを与えています。


物語での役割と強大な戦闘能力

猿田は物語の序盤における重要なエピソードの主役の一人となり、その高い戦闘能力でNINの忍者を苦しめます。

猿田の狂気が開くNINとUNの激突

猿田の殺戮は、講談高校に足を踏み入れる前から始まっていました。彼は全身を透明化する最新の装備をまとい、NINに所属する忍者たちを次々と襲撃します。そして猿田による講談高校襲撃は、NINとUNの本格的な対立の幕開けを告げました。

猿田の存在は、物語の序盤に強烈な爪痕を残し、講談高校襲撃に連なる一連の出来事によって、NINとUNの抗争を新たな段階へと押し上げます。

鬼首と互角に渡り合う高い戦闘能力

猿田の戦闘能力は、講談高校襲撃の戦場で存分に発揮されました。装備のスペックに差があるとはいえ、鈴木に重傷を負わせ離脱に追い込み、鬼首や蜂谷とも互角に渡り合っており、その実力の高さがうかがえます。全身を完全に透明化する最新装備と、人を斬ることを楽しむような狂気が相まって、猿田は非常に危険な敵として描かれます。


他キャラとの関係性:親友と因縁の同期

猿田は、その過酷な人生の中で、特定の人物との関係性を築いています。

学生時代の親友:猫平

忍術学校時代、猿田は猫平(しのぶ)と親友同士であり、ともに十郎のパシリだったという過去があります。猫平は、猿田が講談高校を襲撃した時にはバイクに乗って駆けつけており、二人の間には強い絆があったことが示唆されます。

恨みを抱く同期:鈴木と鬼首

前述の通り、猿田は忍術学校時代に房中術で自分たちを弄んだ鈴木と鬼首に対し、強い恨みを抱いています。講談高校襲撃は、彼にとってこの二人に「雪辱を果たす」機会であり、個人的な復讐心が彼の凶行をさらに駆り立てました。

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