大ヒット漫画『チェンソーマン』の作者として、その唯一無二の感性と圧倒的な才能で漫画界に新風を巻き起こした藤本タツキ氏。彼の作品の魅力は、予測不能なストーリー展開や強烈なキャラクターだけではありません。登場人物たちが口にする、心に深く突き刺さる名言の数々もまた、彼の作品が多くのファンに愛される理由の一つです。今回は、まだあまり知られていない初期短編8作品から、印象的な名言をピックアップしてご紹介します。
『庭には二羽ニワトリがいた。』名言/名セリフ &感想リスト
べっ…べ!
別にあんたのためにまってるんじゃないんだからね! (萌美)

いやぁ〜、最高だな!宇宙人なのにやってることは完全に地球の学園ラブコメだよね。「べっ…べ!別にあんたのために待ってるんじゃないんだからね!」っていう、テンプレ的ツンデレを筋肉ムキムキの萌美がやるのがギャップありすぎて爆笑したわ!
でもさ、陽平の前で頬を赤らめて素直になれない感じ、めっちゃ青春じゃん。宇宙人なのに感情は人間と同じってところが、共感できたのだ。

登校前にわざわざ待ってる時点で、もう気持ちバレバレなのに、それをツンデレで隠す萌美。ゴツイキャラほど、恋に振り回されるとめちゃくちゃ可愛く見えるんだよね。宇宙人とか関係なく、恋ってこういう恥ずかしさと隣り合わせだから青春なんだなって思った!
あー、また給食に人間でないかなぁ… (陽介)

ボク的に面白いのは、陽介たち宇宙人がすごく“普通の学生”っぽく描かれてるところなんだよね。人間を食べるとか残酷なのに、学校生活や給食の話題ってめっちゃ身近じゃん!
もし自分が宇宙人だったら…って考えると、やっぱり「今日の給食何かな〜」って楽しみにするんだろうなぁ。でもそれが“人間”っていうのがヤバい。普通と異常が同居してる感じが鳥肌モノだった!

この場面で痛感したのは、宇宙人と地球人の価値観の違いだよ。私たちが牛や豚を食べるのと同じ感覚で、彼らは人間を「給食で食べたい」って口にする。そのズレがものすごく恐ろしくて、でもリアルだと思った。誰かにとっての“日常”が、他の誰かにとっては“地獄”なんだ。このギャップを描くことで、命の尊さが浮かび上がっている気がした!
…君たち人間だよね (陽平)

鶏の着ぐるみでバレないとか正直おかしいだろ!って思うんだけど、そういう「ご都合主義」込みで面白いのだ。だって見た目絶対人間だろ!って突っ込みながらも、「バレないで…!」って応援しちゃう。
そこに陽平が現れて肩を掴むとか、読んでる側も「終わった!」ってなるじゃん。ボクはこのシーンに笑いと緊張を感じて、めっちゃ良いシーンだと思った!

ユウトとアミが希望を語るのは、ただ生き延びたいだけじゃない気がするんだよね。宇宙人に奪われた地球を取り戻したい、そんなリベンジの気持ちが潜んでるんだと思った。だから陽平に肩を掴まれる場面は「負けられない戦い」の始まりに見えたんだ。恐怖よりも「ここからが勝負だ!」っていうシーンに見えたよ!
『佐々木くんが銃弾止めた』名言/名セリフ &感想リスト
そう…川口先生は神様だ (佐々木)

うお〜!このシーン、めっちゃ青春してるなって思った!ボクも好きな人を見てると「神様」って言いたくなるくらい尊く見えることあるし、めっちゃ分かるのだ!
補習にわざわざ参加するくらい好きで、やっと先生を見つめられる時間をもらえて、心が弾けてるんだよね。普通ならただの先生と生徒の関係なのに、佐々木くんにとって川口先生は世界の中心に輝く存在。これが「青春」なんだって思ったよ。

「川口先生は神様だ」と思わず心の中でつぶやいてしまう佐々木君の気持ちは、とても純粋で、でも痛々しくもありました。
好きという気持ちだけでは表せないくらいに、先生は佐々木君の生活の中心なんだと思います。こんなふうに人を思えることは美しいけれど、同時に壊れてしまいそうな危うさもある。その両方を感じ取れて、この一言の重みをしばらく考え込んでしまいました…。
じゃあ俺とセックスしてくれよ (桑野)

この場面を読んで、胸がとても苦しくなりました。川口先生が「自分には何をしてもいいから、生徒には手を出さないで」と言ったとき、その覚悟の大きさに震えました。
教師として、生徒を守ることを第一に考えた彼女の強さ。でも、その直後に「抱かせろ」と突きつけられる屈辱。その二つが重なって、読む側も息が詰まるほどの衝撃を受けました。女性としての尊厳を奪われる恐怖と、教師としての責任のはざまで立つ彼女の姿は、痛ましくもあり、同時に強い尊敬の念を抱かせました。

わたしはこの場面を読んで、とても怖くなりました。銃を持った人が教室に現れるだけでも怖いのに、彼の言葉が、場の空気を完全に壊してしまった感じがしました。欲望をそのまま言葉にして突きつけることは、銃よりも心を傷つける暴力のように感じられました。読んでいて息が詰まってしまい、ページをめくる手が震えるくらいでした。
嫌だ!!!
川口先生とセックスするなよ!!!! (佐々木)

このシーンで一番心を打たれたのは、佐々木君の「嫌だ!」という叫びです。短い言葉ですが、そこには彼の全感情が込められていました。
好きだから守りたい、憧れだから守りたい、それだけでなく、人として許せないことに対する怒りもこもっていたのだと思います。勇気というのは特別な人だけが持つものではなく、誰でも、大切なものを失いたくないと願えば生まれるのだと、この場面を通して強く感じました。

このシーンって、単なる事件の場面じゃなくて、ボク的には「佐々木くんがヒーローになる瞬間」だと思ったんだよね。ずっと先生を「神様」みたいに思ってたけど、ここで彼はその先生を守る立場に立ったんだ。
大人も生徒も関係なく、誰かを守るって決意を叫んだ瞬間。これはもう青春漫画のド真ん中だよ!漫画だからこそ描ける熱さに、読んでて胸が熱くなった。
だから…僕は月に行きます…
父さんがいることを確かめるために……! (佐々木)

佐々木の言葉って、ただの少年の憧れじゃなくて、命を懸けるくらいの真剣さがあるんだよね。「たとえ夢が叶わず死んでも」って言えるくらいの覚悟。そこまで言い切れる人ってなかなかいないよ。
挑戦する気持ちって口で言うのは簡単だけど、本気で行動するにはすごい勇気が必要なんだ。だからこそ、彼の宣言は重みがある。読んでる私まで「私も挑戦から逃げないぞ!」って気持ちになった。めちゃくちゃ心を揺さぶられたよ!

佐々木君の「月に行きます」という言葉を読んで、胸が熱くなりました。彼は人に笑われても、自分にとってかけがえのない夢を、真正面から先生に語ったんです。夢は現実的かどうかではなく、その人にとって意味があるかどうかだと改めて思わされました。
父を亡くした佐々木君にとって、月に行くことはただの冒険ではなく、父との絆を取り戻す行為なのだと感じました。夢を語れる勇気、それを受け止めてくれる先生、この関係がとても美しいと思いました。
この世界に0パーセントなんてなくてね
みんなは物凄く小さい確率を
めんどくさいから0パーセントにしているの (川口先生)

いや〜、川口先生の「0パーセントなんてない」って言葉、マジでカッコよかったな!普通なら「そんなの無理だよ」って笑われる話なのに、先生はちゃんと佐々木くんの気持ちを受け止めて応援してくれるのだ。これって人としてすごくありがたいことだと思うんだ。
ボクも夢を語ると「現実見ろよ」って突っ込まれることあるけど、川口先生みたいに「小さいけど可能性はある」って言ってもらえたら、めちゃくちゃ救われるよ。やっぱり夢を追うときに一番大事なのは、否定じゃなくて背中を押してくれる言葉なんだって思ったのだ!

私はこのシーンを「挑戦することを肯定してくれる大人の強さ」だと思った。だってもし生徒に「そんな夢は無理だ」って言えば、それで終わり。でも川口先生は「0じゃない」って言葉で挑戦する余地を残してくれたんだ。
これは本当に勇気がいることだよ。責任もあるし、もしかしたら無理かもしれない。それでも背中を押すって、先生自身も信じてるからできることなんだと思う。読んでて心が熱くなったし、私もこういう言葉を言える人間でいたい!
佐々木くんが銃弾止めた (女子生徒)

いや〜!ついに来たなって感じだよ!「佐々木くんが銃弾止めた」って作品のタイトル自体がネタバレみたいになってたけど、実際にその瞬間を読んだら鳥肌立ったのだ!
だってさ、ただの男子学生が、銃弾を素手で掴むんだよ!?普通なら即死だよ!?でも佐々木くんは勇気と気合で不可能を可能にしちゃったんだ。その場にいた女子生徒が素直に「佐々木くんが銃弾止めた」って口にしたのも分かるのだ。ボクも読んでて思わず叫びそうになったよ!

女子生徒が放った「佐々木くんが銃弾止めた」という言葉が、とても印象的でした。信じられない出来事に直面したとき、人は理屈よりも驚きをそのまま口にしてしまう。だからこそ、その一言がシーン全体を一層リアルにしていました。
この言葉は単なる実況ではなく、物語に刻まれる「奇跡の証言」だと思いました。読者である私の心にも、このセリフが強烈に印象に残りました。
『恋は盲目』名言/名セリフ &感想リスト
一緒に…!
二人で帰宅しないか!!!? (伊吹)

うお〜!この場面めっちゃ青春じゃん!伊吹先輩の「一緒に帰宅しないか!!?」って、もう声が裏返りそうなくらいの必死さが伝わってきて、ボク読んでて思わず笑っちゃったけど同時に胸が熱くなった!
卒業式の前日っていうタイミングも最高なのだ。これまで言えなかった想いを、最後の最後で勇気出してぶつけるなんて、まさに青春のクライマックス。ボクなら緊張して絶対噛むだろうな~とか思っちゃった。

わたしはこのシーンを読んで、伊吹さんの必死さに胸が痛くなりました。「今日言わなければ一生片想いだ」と思って、勇気を振り絞っている。その切羽詰まった心情がすごくリアルで、読んでいて苦しくなりました…。
わたしなら怖くて声をかけられないと思うから、彼の勇気が羨ましい。でも同時に、断られたらどうしようという不安も伝わってきて、すごく切ない気持ちにもなりました。
今はそれどころではないのです…! (伊吹)

うわ〜!このシーンめっちゃ青春してるなって思ったよ!普通なら先生に呼び止められたら断れないじゃん?生徒会長なんて特にそうだと思うんだ。でも伊吹先輩は「今はそれどころではないのです!」って真顔で言うのだ。
これさ、恋のために高校生活で初めて先生に逆らう瞬間なんじゃないかな。ボクなら絶対ビビって「はい」って言っちゃうけど、伊吹先輩は違ったのだ。大事な人に想いを伝えるために、ちゃんと優先順位を決めたんだ。これがめっちゃカッコいいと思ったし、「恋に生きる」ってこういうことなんだなって青春の熱を感じた!

この場面を読んで、思わず「頑張れ!」と心の中で応援してしまいました。普段の伊吹君なら、生徒会長として卒業式の仕事を優先したでしょう。でもこのときだけは違った。彼の心には「ユリさんに気持ちを伝える」という一念しかなかった。その真剣な表情に、彼の揺るぎない覚悟を感じました。
大人になると「責任」を選ばざるを得ない場面が多いですが、若いからこそ「恋を優先する勇気」を持てる。とても美しい瞬間だと思いました。
だがあの目は…!
なにかを決意した男の目!! (早坂先生)

「だがあの目は…!」って先生が思わず感じ取ったように、伊吹先輩の目は本当に燃えてたんだと思う。男が覚悟を決めたときの目って、理屈抜きで人を圧倒するんだよ。私は読んでて心臓がドキッとした!これってもうスポーツの試合の最後に「絶対決める!」って選手の目と同じ。先生が止められなかったのも当然だよ。伊吹先輩の情熱があの一瞬に全部詰まってた!

普段は生徒会長として責任感を第一にしていた伊吹君が、このときだけは「恋」を優先しました。その瞬間を目撃した先生も、きっと「大人の常識」では止められない何かを感じ取ったのだと思います。
恋は人を成長させるし、時には責任や常識を超えてしまう力を持っている。伊吹君の眼差しはその象徴だと思いました。私は読んでいて、大人でも「夢中になれるものを大事にしていい」と背中を押された気持ちになりました。
いまっ…それどころですよ…! (鴻巣)

いや〜、笑っちゃったけど同時に熱すぎて鳥肌立ったよ!伊吹先輩は「今はそれどころではないのです」で先生や強盗を退けるだけでもヤバいのに、地球規模の脅威までスルーしようとするなんて!でもそこにユリが「いまっ…それどころですよ…!」って返したのが最高だったのだ。
恋に一直線な伊吹先輩と、現実に引き戻すユリちゃん。二人の温度差がすごく面白いんだけど、同時に「支え合う関係」になってるのが良いんだよね。ボク的にはこの掛け合いが、この作品の最大の青春ポイントだと思った!

「いまっ…それどころですよ…!」というユリさんの言葉は、わたしにとってすごく温かく思えました。伊吹さんは恋に突き進むあまり、世界の危機を見えなくしてしまっていた。けれどユリさんは、その盲目さをそっと止めてあげた。
恋と世界、どちらが大事かなんて比べられない。でもそのバランスを取り戻すのは、結局「隣にいる人」の一言なんだと思いました。わたしはそのことに、少し胸がじんわりしました。
『シカク』名言/名セリフ &感想リスト
…じゃあ、これからはトンボとかをちぎればいいのね?
ごめんなさい! (シカク)

このシーンは正直ゾクッとした!だって普通なら「もうやめる」って泣く場面でしょ?それなのにシカクは「トンボならいいんだ!」って笑顔で切り返すんだよ。そこに彼女の歪んだ感覚がはっきり出てる。
子どもって本来は無邪気なんだけど、この場合は無邪気さが純粋な悪に変わってるんだ。しかも笑顔ってところが余計に怖い!彼女の残酷さは、この頃から芽生えていたんだって思った。

「ごめんなさい」と笑顔で言うシカクを見て、わたしは彼女がすでに孤独だったのだと感じました。彼女は自分の行動の意味を本当には理解できていない。そして母からすれば「気味が悪い」存在。そこにすでに大きな隔たりがあるんです。
シカクは認められたいのに、理解されない。わたしはその孤独を思うと、すごく悲しくなりました。この一言に、彼女の未来の孤独が凝縮されているように感じました…。
一億やる
俺を殺してみろ (ユゲル)

いやもう、このシーンはシカクのヤバさ全開で震えた!目をくりぬいてやったなんて笑顔で言える人間、普通じゃないよ。でもさ、そこに中途半端さが一切ないんだよね。覚悟を決めて突き抜けた人間って、怖いけど同時に魅力的でもあるんだ。
しかも相手は「一億やるから俺を殺せ」っていう化け物みたいな男ユゲル!まさに怪物同士のぶつかり合い。私はこの緊張感、全身で感じて震えた!

この場面を読んで、胸がとても苦しくなりました。親に愛されなかった少女が、成長して「人を笑顔で傷つける殺し屋」になってしまった。その背景を思うと、恐怖よりも切なさが勝ってしまいます。
シカクさんはただ、人に認められたい、愛されたいと願っていたはずなのに、その手段が「暴力」でしか表せなくなってしまった。ユゲルさんの「一億やる、俺を殺してみろ」という言葉は、彼女の孤独をさらに際立たせているように思えました。
お前も俺と同じだな
俺と同じかわいそうなやつだ (ユゲル)

いや〜このシーンは鳥肌モノだった!ユゲルが「3500年生きて退屈」ってサラッと言うのもヤバいけど、シカクが「世界は窮屈だ」って答えるのもすごく印象に残ったのだ。生きすぎて何もかもやり尽くした吸血鬼と、生まれながらに心の隙間が埋まらない殺し屋。
この二人、立場は全然違うけど根っこは同じなんだよ。だからユゲルが「お前も俺と同じだな」って呟いたのは、めちゃくちゃ説得力があった!孤独を抱えてる者同士だから分かり合えるんだろうな。

この場面を読んで胸が締めつけられました。ユゲルさんは3500年生きてすべてをやり尽くした退屈な生、シカクさんは愛されないまま「窮屈な世界」に閉じ込められた人生。
その二人が向かい合い、互いの言葉を通じて「同じだ」と気づく。その瞬間は、残酷さよりもむしろ深い孤独を分かち合う優しい場面に見えました。彼らが人を傷つけてきたのは、自分の居場所をどこにも見つけられなかったからかもしれません。そう考えると、とても切なく思えました。
『人魚ラプソディ』名言/名セリフ &感想リスト
これを溺れそうになるまで弾く
このピアノを弾いてる時だけ
母さんを思い出せそうな気がするから (トシヒデ)

うわ〜このシーンめちゃくちゃ切なかったけど、同時にすごく綺麗だったな!トシヒデにとって、海の中のピアノってただの楽器じゃなくて「母さんとのつながり」そのものなんだよね。
普通の人間だったら海の中のピアノなんて弾けないけど、彼は母親の血を受け継いだからできる。だから「溺れそうになるまで弾く」っていうのは、命がけで母に会おうとしてるってことなのだ。ボク的には、ちょっと危なっかしいけど、母への愛情の深さに胸が熱くなったよ!

「母を思い出せる気がするから弾く」というトシヒデ君の言葉に、私は音楽の力を感じました。彼にとって音楽は単なる趣味や楽しみではなく、母との絆を繋ぎ直すための手段なんです。
しかもそれが、海の底という特別な場所にあるピアノで奏でられるのが象徴的だと思いました。母の存在はもうこの世にはないけれど、音楽を通して彼は母を自分の中に生き続けさせている。その姿がとても純粋で、胸を打たれました。
でもキミはとても綺麗だから
キミになら食べられてもいいと思った (トシヒデ)

いや〜このシーン、めっちゃドキッとしたよ!「食べられてもいい」なんて言葉、普通だったらめちゃくちゃ怖いじゃん。でもトシヒデはそれをストレートに口にしてるのだ。
ボク的には、これってもう告白みたいなもんだと思うんだよね!命を差し出してでも「君と一緒にいたい」って意味でしょ?中学生の恋ってまだ不器用で、でも純粋で、だからこそこういう極端な表現になっちゃうんだろうなぁ。いやぁ、青春ってやっぱすごい!

わたしはこのシーンを読んで、すごく怖かったです。「食べられてもいい」なんて普通は言えない。でも同時に、その言葉には優しさがこもっているように感じました。
シジュちゃんが「人間を食べることもある」と告白したとき、拒絶されるのをきっと怖がっていたと思います。けれどトシヒデくんは「怖い」と認めつつ、それでも受け入れた。その姿がとても優しくて、胸がぎゅっとなりました。
でもあんパンを毎日もってきてくれるなら…
トシヒデは喰わないでおいてやる… (シジュ)

「毎日あんパンを持ってきてくれたら」という条件付きの言葉は、冗談みたいで本気にも聞こえました。トシヒデくんが特別だから守りたい、でも本能は簡単には消えない。
その危ういバランスの上で成り立つ関係が、とても切なくて印象に残りました…。わたしは、この言葉を聞いたトシヒデくんの胸の高鳴りを想像して、少しドキドキしました。

私はこの場面を読んで、あんパンがとても象徴的に思えました。人間を食べることもあるというシジュさんが、トシヒデ君だけは「特別」として線を引いた。それは「あなたを守る」と言っているのと同じです。食べ物を分け合うことは信頼の証。彼女が赤面しながら伝えた言葉は、不器用な愛情表現に見えて、胸が温かくなりました。
『目が覚めたら女の子になっていた病』名言/名セリフ &感想リスト
もう女の子だもん… (トシヒデ)

トシヒデ君がこの一言をリエさんに言えたのは、それだけ彼女を信じていたからだと思います。本当なら「男だから泣いちゃいけない」と無理に我慢してしまうところを、恋人には見せられた。その瞬間、二人の絆がどれほど深いものかが伝わってきました。
私は、涙を見せ合える関係こそが愛の形だと思います。リエさんがこの言葉をどう受け止めたかが、これからの二人の関係を大きく左右するのだと思いました。

わたしはこのシーンを読んで、すごく寂しい気持ちになりました。「もう女の子だもん…」というトシヒデ君の言葉には、泣いてしまう自分を認めながら、同時に「男としての自分はもういない」という諦めの響きがあるように思えたからです。
恋人に本音を言える安心感もあるはずなのに、その中に深い絶望が混じっている感じがして、胸が苦しくなりました。
オマエのこと、もういじめないでやるから
セフレになれよ (男子生徒)

この男子の発言、マジで許せない!「いじめないでやる代わりにセフレになれ」なんて、トシヒデの弱い立場を利用してるだけじゃん。最低すぎる!
私はこういうやつを見ると、怒りがこみ上げてくる!だってトシヒデは何も悪くない。病気になったのは本人のせいじゃないし、必死に受け止めようとしてるだけなのに、なんでさらに苦しめる?私は、トシヒデにこういう理不尽に立ち向かう強さを持ってほしいって思った。

このシーンって、トシヒデにとってすごく辛いけど同時に「どう生きるか」を試される瞬間だと思うのだ。いじめっ子の言葉に屈してしまったら、自分を失う。でも反発するのもまた怖い。
ボクだったら絶対泣いちゃうと思う。でも、だからこそトシヒデがここをどう乗り越えるかが、彼にとって大事になるんじゃないかなって思ったよ。
人の嫌がることを言うのはいけない事だろ
だから殴った (アキラ)

いや〜このシーン、めっちゃスカッとしたよ!いじめられて涙目になってるトシヒデを前に、アキラ先輩が颯爽と登場して、しかも「人の嫌がることを言うのはいけない事だろ」って言ってからぶん殴るとか、正義のヒーローすぎでしょ!
ボクも学校で嫌なこと言われたりすることあるけど、なかなか正面から言い返す勇気って出ないんだよね。でもアキラ先輩みたいにシンプルで真っ直ぐな言葉で、しかも行動で示せるのって本当にカッコいい。

正直、殴ることが全て正解だとは思わない。でも、この場面に関しては「必要な一撃」だったんだと思う。言葉で止めても笑われて終わりだったかもしれない。でもアキラ先輩は実際に力で線を引いた。
「ここから先は絶対に許さない」という強い意志を示したんだよ。私はこれを見て、守るって言葉だけじゃなくて「覚悟」なんだって思った。
よくやったな兄ちゃん! (リエ)

うわー、このシーン、めっちゃいい!アキラ先輩がいじめっ子を殴って場を収めただけでもカッコいいのに、そこにリエが来て「よくやったな兄ちゃん!」って褒めるんだよ?兄妹そろってトシヒデを守る姿、最強タッグすぎるじゃん!見ててスカッとしたし、トシヒデにとっては心強すぎるよね。ボクもこんな兄妹が味方にいてくれたらな~って思ったよ。

リエさんの言葉は、兄への賛辞であると同時に、トシヒデ君へのメッセージでもあると思いました。「君は守られる価値のある存在なんだよ」と、無意識のうちに伝えているのではないでしょうか。いじめられて心が折れそうになっていたトシヒデ君にとって、この兄妹のやりとりは、大きな救いだったのではないかと感じました。
『予言のナユタ』名言/名セリフ &感想リスト
曇天暗黒吹雪殺戮…斬首内蔵 (ナユタ)

兎猫をかみ殺したナユタさんが、血の付いたままの顔で猫の鳴き声みたいな挨拶をする姿は衝撃的でした。でもその残酷さの奥には、「人と違う存在」として生きざるを得ない彼女の孤独が滲んでいるように感じました。ナユタさんの意味不明な言葉も、世界と繋がれない苦しさの表現なのではないでしょうか。
そんな彼女に対し、ケンジ君が怒鳴ることなく「ダメだよ」と血を拭ってあげる姿に胸を打たれました。妹が「普通」ではなくても、そこには「普通」の兄妹の姿があるのだと思います。

わたし、このシーンすごく怖かったです。血まみれで笑顔のような表情を浮かべるナユタちゃんは、やっぱり普通の子には見えなくて…。でも同時に、すごく寂しそうだとも思いました。
意味のわからない言葉を呟くのは、きっと本当の気持ちを誰にも伝えられないから。だから兎猫の死骸を投げるのも、「わたしを見て」という叫びのように感じて、胸がぎゅっとなりました。
どうだろうと俺はナユタを守るよ
ナユタは俺の妹だから (ケンジ)

このシーン、私めっちゃ燃えた!だって、周りの大人たちは「悪魔の子を殺せ!」って叫んでるのに、ケンジは一歩も引かないんだよ。「わかんない」って言いながらも「俺は守る」って言える強さ、これはただの子供のセリフじゃない。命をかけてでも妹を守る覚悟、もう戦士の言葉だったよ!

ボクがいいなって思ったのは、ケンジの答えがめちゃくちゃ人間らしいところなんだよ。未来がどうなるかなんて誰にもわかんないし、予言が本当かどうかもわかんない。だけど、今ここにいる赤ん坊が妹なんだから守る。それでいいじゃんっていうケンジの感覚、すごく大事だと思ったのだ。
愛情って、たぶん理屈よりもずっと強いんだよね。ナユタが本当に「世界を滅ぼす子」だったとしても、兄の愛が未来を変えちゃうかもしれないって、ボクは思いたいな!
混沌爆殺… (ナユタ)

いやぁ、このシーンはなんか胸にじーんときたなぁ。だってさ、ケンジは仕事クビになって落ち込んでるはずなのに、ナユタと一緒にお風呂入って、風呂上りにアイス食べるんだよ?普通なら暗い気分になってるはずなのに、妹と少しでも楽しい時間を作ろうとしてるのだ。ボク、ケンジの「ささやかな幸せ」を守ろうとする感じにグッときちゃった!
ナユタの「混沌爆殺」っていう謎ワードも、ちょっとした「がっかり」や「寂しい」って気持ちを表してるみたいで可愛いんだよね。二人だけの世界で、必死に寄り添ってる兄妹。すごく切ないけど、同時に温かい時間だと思ったな。

私はこのシーンを見て、愛情の強さについて考えさせられました。ケンジ君は、妹が原因で社会から拒絶されてしまい、絶望してもおかしくない状況にあります。でも彼が崩れ落ちずにいられるのも、ナユタさんという妹がいるから。ナユタさんの存在が、ケンジ君を「兄」として立たせているんですよね。
ナユタさんもまた、意味不明な言葉でしか気持ちを表現できないけれど、兄と一緒にアイスを食べる時間は、確かに嬉しい瞬間だったと思うんです。愛情があるからこそ、二人はこんな不条理な世界の中で生きていける。この静かな団らんは、二人を守る小さな灯火のように感じました。
『妹の姉』名言/名セリフ &感想リスト
玄関っ!!玄関に!!
私の!!私の…!
ハダカの絵が飾られてるんだけど!! (江原光子)

うわー、このシーンめっちゃ衝撃だったな!玄関に自分の裸の絵がドーンと飾られてるとか、そりゃ光子じゃなくても叫ぶよね!「私の!!私の!!」って必死に訴えてる姿は、なんかもう笑っちゃうんだけど、同時にメチャクチャ気持ちも分かるんだよね。
だって学校の玄関って毎日みんなが通る場所でしょ?そこに自分の裸が想像で描かれてるなんて、恥ずかしすぎるって!でもさ、その恥ずかしさの裏に、妹への複雑な感情も見え隠れしてて、なんか人間味あっていいなって思ったのだ。シリアスとギャグの中間で、妙にリアルに響いたんだよね。

わたしはこのシーンを読んで、とても怖い気持ちになりました。人前に自分の裸が飾られるなんて、考えただけでも辛くなります。光子さんの叫びは、恥ずかしさを越えて「自分という存在を侵された」ような悲鳴に感じました。誰も本当の気持ちをわかってくれない中で、必死に訴える姿がとても孤独に思えて、胸が痛みました。
光子、お前の描かれた絵
撮りにきたぞ (江原父)

私はこのシーンを見て「何やってんだよ親父!」って叫びたくなった。光子がどれだけ必死で自分を守ろうとしてるのか全然分かってない!「撮りにきたぞ」って、それ親バカ通り越して、ただの無神経でしょ。娘のプライドや尊厳を守る気が少しでもあるなら、まずは光子の気持ちを聞くべきじゃん。こういう親の無理解が、子供をどれだけ追い込むかって考えると本当に悔しいよ。

ボクが光子の立場だったら、マジで「終わった…」ってなると思う。先生に訴えても聞いてもらえないし、クラスメイトから好奇の目で見られるし、追い打ちで親父と親戚がやってくるとか、これはさすがにメンタル持たないのだ。
父親はたぶん「娘の頑張りを誇らしく思うぞ」くらいのテンションなんだろうけど、それがかえって娘を傷つけてるっていうのが悲しいんだよね。こんな展開になって、妹の杏子がどう思ってるのかも気になってきたよ。
私の受けた屈辱
その体に教えてやらあ (江原光子)

わたしは記念撮影での光子さんの笑顔が、とても寂しく見えました。周りは楽しそうに写真を撮っているのに、光子さんだけは心から笑っていない。むしろ「ひとりきりで必死に戦っている」ように見えました…。でもその孤独の中から「リベンジする」という強い感情が生まれたことに、少し救いを感じました。
屈辱や悲しみは人を壊すこともあるけれど、それを力に変えられる瞬間があるんだと思います。光子さんの「その体に教えてやらあ」という言葉には、自分を奮い立たせようとする強い意志が込められているようで、読んでいて少し勇気をもらいました。

うわぁ、このシーン、なんか笑っちゃったよ!だって光子が屈辱のど真ん中にいるのに、逆にヤケクソで笑顔見せるんだもん。でも、それって弱さじゃなくて、めっちゃ強さでもあるよなって思ったのだ。周りにバカにされても、心の中では「必ず見返してやる」って決意してる。こういう反骨精神って、ボクすごく好きだな!



